腰椎分離症

   

腰椎分離症とは

    腰椎分離症は腰骨の骨折です。   腰椎が瞬間的に折れるのは少なくて、同じ動作を繰り返し持続的な負荷が亀裂(いわゆる”ひび”)を生じます。   日々の状態なら修復も可能ですが、無理することで翼の部分が分離”腰椎分離症”と言われます。     分離してしまうと周りの筋肉や椎間板などに負担がかかり慢性腰痛を引き起こします。   厄介なのは、分離後折れてしまった腰骨はくっつかないことです。   早い人は中学生や小学生高学年でも腰椎分離症になってしまうので特殊な腰痛の治療が必要になります。  
バッティングによる腰の捻じれが腰痛の原因

野球をしているとバッティングによる腰の捻じれが腰椎の分離を引き起こしやすい

 

腰椎分離症の特別整体

  整形外科の腰椎牽引機・痛み止めでダメだった人や   一般的な整骨院にある電気治療・マッサージような施術では効果の無かった人が当院に来られます。     それは他院では行っていない特殊な腰椎分離症の手技療法を行い、腰痛を軽減し早期回復していくからです。   腰痛のタイプを考慮した腰椎分離症の特別整体をご紹介します。    

検査

  実は来院される患者さん自身が、どこが痛いとはっきり言えないくらい激痛だったり、   ぼんやりと全体がだるかったりする場合が多いのです。     そこで、動作チェックで痛む部位を特定していきます。   前屈・後屈、左右の回旋、左右の側屈、さらに左右に捻っての後屈(ケンプテスト)など見ていきます。     特殊整体の一つに動体療法という手技療法があり、動体療法の検査も行います。     キッチリと検査することで、   レントゲンや画像診断だけでは不明の部分や曖昧だった腰痛箇所がはっきりと浮き彫りになってきます。  

背中全体をなじませる

 
縦横斜め方向へ腰部の筋膜を伸ばしていきくことで、表層をゆるめ深層筋への刺激を届けやすくしています

縦横斜め方向へ腰部の筋膜を伸ばしていきくことで、表層をゆるめ深層筋への刺激を届けやすくしています

  検査後いきなり患部をグイグイ押していくと身体は防御反応を起こします。   背中全体に対して軽く擦っていくことで刺激に対する抵抗感をなくしていきます。   軽擦法は皮膚の皮一枚を伸び縮みさせるイメージで圧も均等することで、それだけリラックスしていきます。  

分離して陥没した場所をトントン刺激

    分離している腰椎はうつ伏せになると凹んでいます。   トントンと叩打法で刺激することで浮かび上がらせます。   骨はトントンと一定のリズムで刺激されると反発して叩かれている方へ移動するのです。  

てこの原理で股関節から骨盤を締める

 
膝を曲げて梃子原理で股関節を内側に捻じりながら骨盤を締めることでインナーマッスルを緩める関節の間接的アプローチ

膝を曲げて梃子原理で股関節を内側に捻じりながら骨盤を締めることでインナーマッスルを緩める関節の間接的アプローチ

  うつ伏せで膝を立ててもらい間から腕を開くようにして足を広げます。   関節梃子の原理で股関節が内側に回旋(内旋)し、その力が骨盤にも伝導して締められます。   骨盤だけでなく股関節や下腿を含めて締め付けるので下半身全体が締まるようになり、腰椎の緊張が緩んできます。  

横向きで腰椎間を親指を使いピンポイント指圧

    うつ伏せの状態は下準備のようなもので、横向きで分離箇所を矯正していきます。   矯正前には、5つある腰椎の隙間を丁寧に※拇指揉捏法で緩めていきます。   私の拇指揉捏法は親指をドリルに見立てて時計回りにねじ込んでいくので緩むのが早いです。   (※拇指揉捏法は親指で硬結部をこねくりまわすように揉み解すこと。)   この時に明らかに分離している所は硬くなっています。   これをお読みの方は是非自分やご家族の方に触ってご確認してもらいましょう!   もしわからない場合は当院で見つけ出し、ポイントテープかエレキバンなど貼ってお知らせします。   念入りに左右とも行うのですが、分離症の箇所は大抵左右両方とも硬くなっています。  

ボキボキ腰椎矯正

 
カイロプラクティックの骨盤矯正と似ていて腰をひねる様にボキッとならしたりします。痛みが出る方の逆側もアジャスト調整することで骨盤矯正となり歪みが整います

カイロプラクティックの骨盤矯正と似ていて腰をひねる様にボキッとならしたりします。痛みが出る方の逆側もアジャスト調整することで骨盤矯正となり歪みが整います

  ボキボキ整体が苦手な人もいると思いますが、ほとんど痛くないです。   痛いのは力を入れてしまっている場合ですね。   また必ずしもポキポキ鳴らすのが良いというわけではないし、矯正してもゴキっと鳴らないこともあります。   瞬間的に骨を動かすのが矯正なので、音が鳴る鳴らないよりも元の位置に骨がくっつき整うかが大事です。   呼吸に合わせて腰を捻じる様に押さえます。   (※書いたことをやってみるのは自己責任ですが、できればマネしないで当院にお任せ下さい)  

再検査

    一通り腰椎分離症用の整体を行ったら、再検査を行います。   かなり反らしても大丈夫になっていますが、   元々腰痛を持っている人は分離症以外に背骨の歪みや足首の捻じれ等もあるので、検査で掘り起こします。    

その他の腰痛の整体術

  腰椎分離症は特別な治療法になるので、慢性腰痛やぎっくり腰、身体の硬さの施術は手法が少し違います。   ここで全てをお伝えすることは無理ですが、腰痛に万能な整体法があります。   それは骨盤矯正です。     骨盤矯正は一般的に何にでも効くと思われますが、実は骨盤矯正の手法も無数にあるといってよいです。   当院の骨盤矯正は低刺激なので、どんな人にも適応する擦り系の矯正法です。  
骨盤をさすり腰から太ももにかけて緩める擦り系調整

骨盤をさすり腰から太ももにかけて緩める擦り系調整

  見た目はお尻をなでている感じなので、不思議系整体かも知れません。   画像だけでは効果は分かりにくいと思いますが、受けてもらうととても腰が軽くなると喜ばれています。   ※「免責事項」こちら掲載された事例や患者様の体験談は個人の感想や成果によるものなので、   全ての人への効果を保証するものではないので、施術による効果には個人差があります。